知るべき、脱水対策
「脱水」は夏場だけのことと思ってしまいます。
冬になると乾燥が気になります。ウイルス感染も広がりやすく、肌の潤いにも影響しますし、火災なども増えます。
しかし、乾燥する冬は体に含まれる水分=体液が蒸発しやすくなります。
血液、リンパ液、消化液、そして細胞間を満たす組織間液などがあります。全身を体液が循環することにより、必要な酸素や栄養分が細胞に運ばれ、要らなくなった老廃物は尿として排泄されます。
また、体液の重要な役割に、体温が上がると汗として排泄し、体温を一定に保つ働きがあります。
体液は、汗や尿で体の外に出ていく水分と飲食によって体の中に入る水分のバランスがとれることで、一定の量が保たれています。ところが以下のような原因が生じるとこのバランスが崩れ、体液が不足しやすくなり脱水症状になります。
【知っておくべき、この脱水対策】
脱水‥
近年のような猛暑が続く状況で、命に関わる深刻な問題である。
人体の72%は水分で構成されている。
体から水分が減っていくと、頭痛、認識能力の低下、
疲労、便秘、不眠、関節痛を招くと考えられている。
だからといって、
水をたくさん飲めば飲むほど良いと言うわけではない。
逆に摂りすぎると低ナトリウム血症を発症する可能性がある。
症状には嘔吐、頭痛、むくみ、見当識障害、疲労感がある。
メディアなどは、脱水対策として水を飲むように促している。
しかし、その大部分は「塩分と水を補給すること」だけ。
その他の大事な要素が欠けている。
脱水状態で意識しなければならないのが「吸水」と「保水」
「吸水」
つまり飲む水は、現時点での脱水傾向や脱水状態を
緩和することが出来るが、将来の脱水は防げない。
そこで重要になってくるのが「保水」である
「保水」はゆっくりと体に吸収されるため、
即時性はないが将来の脱水を予防できる。
例えば、ボトルウォーター1本とリンゴ1個を食べれば、
ボトルウォーター2本よりずっと多くの水分を吸収できる。
それは、リンゴに含まれる繊維物質が、
スポンジの代わりとなって水分を長く保持できるから。
また、水は取れば良いというものではない。
メディア等では得られることの少ない価値情報は、
フルーツや野菜に含まれている水の方が
実は水分を長く保持できるのです。
【水を飲むこと】だけでなく、【水を食べる】ことを
意識する必要があるのではないだろうか?
大事な脱水対策の、もう1つは「筋膜」である
体内で水を運ぶのは血流だけではない、
「筋膜」も水の輸送路の1つとして働いている。
その「筋膜」を刺激することが脱水予防になる。
「筋膜」刺激するにはどうすれば良いのか?
具体的には「ひねり」である
体をひねる事で、そのひねりを戻した時に酸素と栄養素で
いっぱいの新鮮な水分が流れ込んでくる
首を左右や上下に傾けたり、
腕を伸ばし上半身をひねったりすることである。
その他にも、塩分補給は「天然塩」を摂ることが体が喜ぶ。
.
これで脱水を効果的に予防できるでしょう。